2013-07-01 群論入門2章 群論入門2章の勉強メモ。 2.1 部分群 キーワード 部分群 生成系 巡回群 交代群 事項 群Gの部分群H1,H2,…,Hnの共通部分はGの部分群である A⊂Gのとき、Gの部分群でAを含むもの全ての共通集合Hをと書く このとき、AがHを生成するといい、AはHの生成系である 群Gが1つの元aによって生成されるとき()、Gを巡回群という n次の交代群は、n次の対称群のうち偶置換全体の集合である 2.2 部分群による類別 キーワード (左|右)剰余類 (左|右)類別 事項 a≡b(mod H)⇔a∈Hと定義すると、これは同値関係である よって、群Gはその部分群Hによって類別できる(左剰余類) Hを部分群とすると、各剰余類は、aHである。(aは剰余類の代表元) 各剰余類の位数は等しい 2.3 正規部分群と剰余群 キーワード 正規部分群 剰余群 事項 任意のa∈Gに対し、aH=Hであるとき、HはGの正規部分群である NがGの正規部分群であるとき、=G/Nは(という演算の下で)群をなす これを剰余群(商群)という 群Gを正規部分群Nで割った結果が剰余群G/Nである。 2.4 部分加群 加群は可換群 より、部分加群による剰余類は左右の区別が無くなる(一致する) したがって、部分加群は正規部分群である